“おそろしい”の漢字の書き方と例文
語句割合
可恐100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ええ、わけはございません、貴方あなた、そんなに可恐おそろしいところと御存じで、その上、お薬を採りに入らしったのでございますか。」
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この路筋みちすじさえ御存じでらっしゃれば、世を離れました寂しさばかりで、けだもの可恐おそろしいのはおりませんが、一足でも間違えて御覧なさいまし、何千じょうとも知れぬ谷で、行留ゆきどまりになりますやら
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)