“おかず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
副食物57.1%
御菜28.6%
下物7.1%
惣菜7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その嬌声を副食物おかずにして、僕は押入から出してきた電気麺麭パン焼器でこんがりと焦げた薄いトーストを作っては喰べ、作っては喰べした。
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「そう宗さんのように坊さんみたようなこと言ったって……何も交際つきあいの道具ですもの……もともと有って始めた事業じゃないんですもの……贅沢だ、贅沢だと言う人から、すこし考えてくれなくちゃ——こんな御菜おかずじゃ食われないの、何のッて」
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
其の上御親切に姐さんが又度々気をけて下物おかずを下さり、誠に有難う存じますお蔭で親子の者が助かります、貴方姐さんに宜しく仰しゃって下さいまし
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
然し義母も、だん/\落付いて来て、近頃になると、貧しい人々がするやうに自分一人で焼芋も買ひに行けば、自分の好きな惣菜おかずを飯屋に買ひに行くようになられたのである。