“おおぎり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オオギリ
語句割合
大切66.7%
大喜利27.8%
螺鑽5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「三組盃」の作者はやはり三代目新七であったが、大切おおぎりの浄瑠璃に「奴凧」が上演された。この浄瑠璃が黙阿弥の絶筆である。
寄席と芝居と (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
石黒の細君がヴェロナールを飲んで自殺するという大喜利おおぎりが出、それを毎夕新聞が安部の名と並べて書きたてたので、だいぶうるさいことになった。
予言 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
手斧ちょうなや鉋は中々許されなかった。然し彼は仕事に少年としては意外の悧発さを示した。そして自分でも、他人の手に成った螺鑽おおぎりの穴を辿って角材に鑿を入れることがもの足りなかった。
少年の死 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)