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えんぜん
ふりがな文庫
“えんぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
嫣然
51.6%
宛然
26.3%
婉然
9.5%
艶然
8.4%
奄然
2.1%
婉嬋
1.1%
焉然
1.1%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嫣然
(逆引き)
するとその女が、——どうしたと思う? 僕の顔をちらりと見るなり、正に
嫣然
(
えんぜん
)
と
一笑
(
いっしょう
)
したんだ。おやと思ったが
間
(
ま
)
に合わない。
一夕話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
えんぜん(嫣然)の例文をもっと
(49作品)
見る
宛然
(逆引き)
当時江戸に集っていた列藩の留守居は、
宛然
(
えんぜん
)
たるコオル・ヂプロマチックを
形
(
かたちづく
)
っていて、その生活は
頗
(
すこぶ
)
る特色のあるものであった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
えんぜん(宛然)の例文をもっと
(25作品)
見る
婉然
(逆引き)
婉然
(
えんぜん
)
と笑つてゐる花もある。それが一々みんな、自分の知つてゐる女たちの、色んな瞬間における容姿なり表情なりであることに、大海人は気がつく。
鸚鵡:『白鳳』第二部
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
えんぜん(婉然)の例文をもっと
(9作品)
見る
▼ すべて表示
艶然
(逆引き)
艶然
(
えんぜん
)
として微笑みながら、
舞衣姿
(
まいすがた
)
のまま酌をしようとするお春を
後目
(
しりめ
)
にかけて、呉羽之介は不機嫌に、震える声で言うのでした。
艶容万年若衆
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
えんぜん(艶然)の例文をもっと
(8作品)
見る
奄然
(逆引き)
曰
(
いわ
)
く、丁晋公臨終前半月、
已
(
すで
)
に
食
(
くら
)
はず、
但
(
ただ
)
香を
焚
(
た
)
いて
危坐
(
きざ
)
し、黙して仏経を
誦
(
じゆ
)
す、沈香の
煎湯
(
せんたう
)
を以て
時々
(
じゞ
)
少許
(
せうきよ
)
を
呷
(
あふ
)
る、神識乱れず、衣冠を正し、
奄然
(
えんぜん
)
として化し去ると。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
えんぜん(奄然)の例文をもっと
(2作品)
見る
婉嬋
(逆引き)
たいした貴族の娘ではないらしかったが
婉嬋
(
えんぜん
)
とした
美貌
(
びぼう
)
の人であったと、好色な方であったから、それきり消えるようにいなくなってしまったことを残念でたまらぬように
思召
(
おぼしめ
)
しては
源氏物語:53 浮舟
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
えんぜん(婉嬋)の例文をもっと
(1作品)
見る
焉然
(逆引き)
色の黒いやつが笑ったんだから、まるで
炭団
(
たどん
)
が転んで崩れたよう——喬之助の
焉然
(
えんぜん
)
に対して、壁辰のは——さア、何というのか。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
えんぜん(焉然)の例文をもっと
(1作品)
見る
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