“うすくらが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薄暗50.0%
薄闇50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おい島ちゃん、そんなにねんでもいいじゃないか」作が部屋の前を通りかかったとき、薄暗うすくらがりのなかにお島の姿を見つけて、言寄って来た。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
私は何処から出て来るのだろう? と思って、戸外に突立っていると、直ぐ壁隣の洋食屋の先きの、廂合ひあわいのような薄闇うすくらがりの中から、ふいと、真白に塗った顔を出して、お宮が
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)