“うきうき”の漢字の書き方と例文
語句割合
浮々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女中達の証言によれば、志津子夫人は喜び勇んで展望台に飛出し、千束守の口ずさむ伊太利イタリーの歌を聴き乍ら、浮々うきうきとした心持で絵筆を走らせて居たということです。
金造 それがさ、今の様子では浮々うきうきと、嬉しそうにしているが、あれで一人になると鬱陶うっとうしい顔をして、どこを見詰めているのか、じっと眼を据えて、涙ぐんでいるんだとよ。
中山七里 二幕五場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
身も心も浮々うきうきしていて、普段ふだん音痴おんちのぼくでも、ひどく音楽的になれたのでしょう。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)