“いちにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一人97.6%
一任1.6%
一員0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代助は人類の一人いちにんとして、互を腹の中で侮辱する事なしには、互に接触を敢てし得ぬ、現代の社会を、二十世紀の堕落と呼んでいた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「一体どうすりゃいいんです。艇長に万事ばんじ一任いちにんしますよ」
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)
鳥部野とりべの一片のけむりとなって御法みのりの風に舞い扇、極楽に歌舞の女菩薩にょぼさつ一員いちにん増したる事疑いなしと様子知りたる和尚様おしょうさま随喜の涙をおとされし。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)