“あるじふうふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
主人夫婦66.7%
主夫婦33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
儂の家族は、主人夫婦あるじふうふの外明治四十一年の秋以来兄の末女をもらって居る。名をつると云う。鶴は千年、千歳村に鶴はふさわしい。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
上結東かみけつとうは廿九軒有)此村に市右エ門とて村中第一の大家あり、幸ひ案内者の知る人なれば宿やどりをもとめたち入りて見るに、四けんに六間ほどの住居すまゐ也、主人夫婦あるじふうふ老人らうじんにて、長男せがれは廿七八
ひて遁惑にげまどひしゆゑか、むさぼりて身を忘れし故か、とにもかくにも主夫婦あるじふうふはこの火の為に落命せしなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)