“あほうどり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アホウドリ
語句割合
信天翁64.3%
阿呆鳥28.6%
阿房鳥7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翼の強い海鳥も赤道の熱さには敵わないと見えて信天翁あほうどり一羽見えないのである。空に浮いているのは絹糸のような半透明の雲ばかりだ。
死の航海 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
はじめ、の代りに、靴底の革を切って釣針につけて、海に投げてやると、またたくまに、一尾の大きな魚が釣れた。その魚の肉を餌にして、さらにカメアジや、さめや、阿呆鳥あほうどりを釣り上げた。
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
からっけつの尻端折しりっぱしょりかさ一蓋いちがいたッきりすずめと云うも恥かしい阿房鳥あほうどり黒扮装くろいでたちで、二見ヶ浦にねぐらを捜して
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)