“あひだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アヒダ
語句割合
97.5%
間隔1.0%
0.5%
0.5%
間柄0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金持ちや貴族のあひだでは、男は概して、女ほど貞操ていさうを守らない。しかし、母や妻である女が、純潔に生涯を送ることは最も確実である。
日本の女 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
信吾は、間隔あひだが隔つてゐる為か、何も言はなかつた。笑ひもしなかつた。其心は眼前めのまへの智恵子を追うてゐた。そして、そのうしろの清子の心は信吾を追うてゐた。そのまたうしろの静子の心は清子を追うてゐた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
少年せうねんゆびさかたながめると如何いかにも大變たいへん! 先刻せんこく吾等われら通※つうくわして黄乳樹わうにうじゆはやしあひだより、一頭いつとう猛獸まうじういきほいするどあらはれてたのである。
湯ヶ島は谷底に家があつて、カジカでもゐさうな落合川が、谷のあひだを白く流れてゐます。
大島行 (旧字旧仮名) / 林芙美子(著)
が、この親子の間柄あひだといふものは、祖父が余り過度に愛したせゐでもあらうが、それは驚くばかりひやゝかで、何かと言つては、き親子で衝突して、なぐり合ひを始める。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)