“あずき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小豆98.6%
赤小豆1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝夕に燈明と、水と、小豆あずきと、洗米あらいごめを供えてまわるのが私の役目とされていた。だから今でも私は燧石ひうちいしから火を得るすべは心得ている。
格子がいて、玄関に、膝をついて出迎える女中たち。揃って、小豆あずきっぽい唐桟柄とうざんがらに、襟をかけ、黒繻子くろじゅすの、粋な昼夜帯の、中年増だ。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
佐藤成裕の『中陵漫録』二に虎狗を好み狗赤小豆あずきを好み猫天蓼またたびを好み狐焼鼠を好みしょうじょう桃を好み鼠蕎麦そばを好み雉子きじ胡麻を好み
虎狗を食して淫を起し狗赤小豆あずきを食して百疾をいやし猫天蓼をくろうてしきりにまじわる、狐焼鼠を見て命を失う猩桃を得て空になげうつ、鼠蕎麦に就いて去る事を知らず、雉子胡麻を食して毎朝来ると見ゆ。