“あしなえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
20.0%
20.0%
足萎10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思ふに、軽井沢では、自転車は、あしなえのにんげんに同情するのであるらしい。(この、感情的なる自転車!)
独楽 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
盲目めしいが見えましたり、あしなえが立ちましたり、おしが口をききましたり——一々数え立てますのも、煩わしいくらいでございますが、中でも一番名高かったのは
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
あしなえの妻を車に花に
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
間もなく、足萎あしなえの老人は四輪車を駆ってやって来たが、以前の生気はどこへやらで、先刻うけた呵責かしゃくのため顔は泥色に浮腫むくんでいて、まるで別人としか思われぬような憔悴やつれ方だった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)