“あきべや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
空室53.8%
空部屋46.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
看護婦の払塵はたきの声がここかしこで聞こえた。自分はまくらを借りて、三沢の隣の空室あきべやへ、昨夕ゆうべの睡眠不足を補いに入った。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
勿論、空室あきべやでも、鎖されていたのではないから、ほとんど跡は残らぬし、死後はけっして固く握れるものじゃない。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
宴席えんせきどなりの空部屋あきべやころむと、ぐたりとたが、したゝか反吐へどをついて、お冷水ひや五杯ごはいんだとやらで、ウイーと受持うけもちの、一番いちばんさんへとこりにて、おや、旦那だんなつてころげてるね
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
空部屋あきべやなんですね」
火星兵団 (新字新仮名) / 海野十三(著)