“あかかがち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赤加賀智25.0%
赤酸漿25.0%
赤酸醤25.0%
酸漿25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また『和名抄』に蟒蛇ぼうじゃ、和名夜万加々知やまかがち、『古事記』に赤加賀智あかかがちとは酸漿ほおずきなりとあれば、山に棲んで眼光強い蛇を山酸漿やまかがちといったのであろう。
国王これをおとない眼を開きて相面せよといいしに、わが眼睛耀てりて、君輩当りがたしと答え、国史に猿田彦大神、眼八咫鏡やたのかがみのごとくにして、赤酸漿あかかがちほどかがやく、八百万やおよろず神、皆目勝まかちて相問うを得ずとある。
天八達之衢あまのやちまたに居り、その鼻長さ七咫ななあた脊の長さ七尺ななさか云々、また口尻くちわき明り耀れり、眼は八咫鏡やたのかがみの如くして、赩然てりかかやけること赤酸醤あかかがちれり、すなわちみともの神を遣して往きて問わしむ、時に八十万やそよろずの神あり
「それが目は酸漿あかかがちなして」とあるのは、熔岩流の末端の裂罅れっかから内部の灼熱部しゃくねつぶが隠見する状況の記述にふさわしい。
神話と地球物理学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)