“鼻白”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなじろ75.0%
はなしろ12.5%
はなじら12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高座姿のイエの美しさに私は鼻白はなじろんでばかりいた。その夜はイエが自分よりずっと大人に見えてしょうがなかった。
前途なお (新字新仮名) / 小山清(著)
果せるかなくだんの組はこの勝負にきたなき大敗を取りて、人も無げなる紳士もさすがに鼻白はなしろみ、美き人は顔をあかめて、座にもふべからざるばかりの面皮めんぴかかされたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
『ねえ、清子さん!』と又靜子は鼻白はなじらんで言つた。『詰らないわねえ、女なんて!』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)