麻風呂敷あさぶろしき)” の例文
三階から落ちた豆が下へ回るや否や、大きな麻風呂敷あさぶろしきが受取って、たちまちかまの中に運び込む。釜の中で豆をすのは実に早いものである。入れるかと思うと、すぐ出している。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)