“麻縄”のいろいろな読み方と例文
旧字:麻繩
読み方割合
あさなわ84.2%
ロープ5.3%
あさなは5.3%
ほそびき5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の身体をグルグルと麻縄あさなわで縛りあげると、ゴロリと床の上に転がした。そのまま幾日もほうって置いた。無論一滴の水も与えはしなかった。
柿色の紙風船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
彼は、麻縄ロープでぐるぐる巻にされ、甲板に転がっている僕等に気がつくと、また、険しい眼付で、ピストルの銃口を向けた。
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
左の手に蝋燭ろふそくを持つて兄の背後うしろまはつたが、三筋みすぢ麻縄あさなはで後手にしばつてはしらくヽり附けた手首てくびは血がにじんで居る。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
清「よし、此奴こいつ細っこい紐じゃア駄目だ、なに麻縄ほそびきい」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)