麻布あさ)” の例文
その他いろんな自家製うちできの品を満載した荷車を、へとへとに疲れた去勢牛に曳かせながら、その後ろから小ざつぱりした麻布あさ襯衣ルバーシュカ
かれくびにはちひさい腫物はれもの出來できてゐるので、つね糊付のりつけシヤツはないで、やはらかな麻布あさか、更紗さらさのシヤツをてゐるので。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
(それは漢語交かんごまじりでや六ヶ言葉ことばでしたが、説明せつめいすれば、みんなで、おほきな麻布あさふくろなかへ、最初さいしよあたまつたぶたそつれ、そのくち緊乎しつかいとしばり、それからうへすわれとふことでした)
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
天井の真中には、麻布あさの袋でおおったシャンデリアがさがっているが、ひどい埃のために、まるでさなぎの入っているまゆそっくりだ。
かれくびにはちいさい腫物はれもの出来できているので、つね糊付のりつけシャツはないで、やわらかな麻布あさか、更紗さらさのシャツをているので。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
彼は税関の役人が洒落た外国製品を身辺にそなえたり、珍らしい陶器やバチスト麻布あさを教母だの、叔母だの、妹などに送ってやったりするのを知っていた。
汚れた麻布あさ寛袴シャロワールイを穿いた持主がのつそりのつそり歩いてゐた。