“鳳凰山”の読み方と例文
読み方割合
ほうおうざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一同、勝鬨かちどきの声をあわせて、万歳を三唱した頃、長江の水は白々と明け放れ、鳳凰山ほうおうざん、紫金山の嶺々に朝陽あさひは映えていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
聖徳太子の愛馬が出たというところから黒駒くろこまの名がある。その他、鳳凰山ほうおうざん、駒ヶ岳あたりも馬の産地から起った名であります。御勅使川みてしがわの北の方には駒場村というのがあります。
「この上は、秣陵まつりょう(江蘇省・南京の南方鳳凰山ほうおうざん)まで引上げ、総軍一手となって防ぐしかあるまい」と、全軍一夜に野を払って、秋風の如くはしり去った。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)