“鳩羽”の読み方と例文
読み方割合
はとば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まくらの上でちょっと頭さえ動かせば、目に見える景色けしきが赤、黄、緑、青、鳩羽はとばというように変わりました。
床の正面に蒔絵まきえの見台の紫半染の重々しい房を両端に飾ってあるやつが運出された、跡から師匠の老婆次に鳩羽はとば色か何かの肩衣つけた美人の太夫が出てきて席に就いた
竹乃里人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
五日月はもう白々と中天に懸つて、袋路地も鳩羽はとば色にたそがれた中に、何やらつやめくもの——