“鰯町”の読み方と例文
読み方割合
いわしまち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このごろ鰯町いわしまちの私の地所に来る事になりましたので、その御願ほどきのために奥様の押絵を上げましたならば神様もきっとお喜びになる事と思って伺いました次第です。
押絵の奇蹟 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
博多鰯町いわしまち、旧株式取引所裏のアバラ屋に移って、母は軍隊の襯衣シャツ縫いや、足袋たびの底刺しで夜の眼も合わさず、お祖母さまと当時十七八であった父の妹のかおる伯母の二人は押絵おしえ作りにいそしみ
父杉山茂丸を語る (新字新仮名) / 夢野久作(著)