“鰡八大尽”の読み方と例文
読み方割合
ぼらはちだいじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さればこそ鰡八大尽ぼらはちだいじんの如きをさえ向うに廻して大いに争ったが、その争いたるや君子——でないまでも卑劣な争い方は決してしていない。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この櫓というのは、道庵先生が鰡八大尽ぼらはちだいじんに対抗して、馬鹿囃子ばかばやしを興行するために特に組み上げた櫓の名残りであります。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それとはまた別に、長者町に妾宅を構えた鰡八大尽ぼらはちだいじんも、御多分に洩れず洋行することになりました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)