“鮫皮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さめかわ60.0%
さめがは20.0%
さめがわ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして鶏の脚——と考えて外套がいとうのポケットの中で指をむずむずさせた。あのぶつぶつのある、刀のさやに使う鮫皮さめかわのような、黄色に赤を混ぜたような。
風宴 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
死骸の持つて居る刄物といふのは、上等の鮫皮さめがはを使つた、鎧通よろひどほしで、世間並の匕首あひくちではありません。
つかは、これは鮫皮さめがわのようでもあるしまた巻いたもののようでもあるし、格別なんでもないようでもある。目貫めぬきや柄頭は、もちろん存在する。しかも金などという俗な金具は使用してはない。
長屋天一坊 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)