髷形まげがた)” の例文
お蔦 叱ったって、もう買ったんだから構わない、(風呂敷より紙づつみを出す)髷形まげがたよ、円髷まるまげの。仲町に評判な内があるんですわ。
湯島の境内 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
だの、かもじだの、髷形まげがたなどを皆持つて来る。かもじは初めから三つに組んで置いて地毛ぢげの束髪のそとを巻く様である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
(と帯に納めて、落したる髷形まげがたの包に目を注ぐ。じっと泣きつつ拾取って砂を払う)も、荷になってなぜか重い。打棄うっちゃって行きたいけれど、それではねるに当るから。
湯島の境内 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)