高麗人こまうど)” の例文
「扇を取られてからき目を見る」(高麗人こまうどに帯を取られてからき目を見る)戯談じょうだんらしくこう言って御簾に身を寄せていた。
源氏物語:08 花宴 (新字新仮名) / 紫式部(著)
ひかるの君という名は前に鴻臚館こうろかんへ来た高麗人こまうどが、源氏の美貌びぼうと天才をほめてつけた名だとそのころ言われたそうである。
源氏物語:01 桐壺 (新字新仮名) / 紫式部(著)
その時分に高麗人こまうどが来朝した中に、上手じょうずな人相見の者が混じっていた。
源氏物語:01 桐壺 (新字新仮名) / 紫式部(著)
「変わった高麗人こまうどなのね」
源氏物語:08 花宴 (新字新仮名) / 紫式部(著)