“高下駄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たかげた80.0%
あしだ10.0%
たかあしだ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
橋は雨で一面にれている。高下駄たかげたすべりそうだし、橋板の落ちている所もある。けたの上を拾って歩くと、またしても足許に小僧が絡む。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
高下駄あしだ爪皮つまかわもなかった。小さい日和洋傘ひよりがさで大雨をおかして師のもとへと通った。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
庭のいさごは金銀の、雪は凍った、草履でよし、……瑠璃るりとぼそ、と戸をあけて、硨磲しゃこのゆきげた瑪瑙めのうの橋と、悠然と出掛けるのに、飛んで来たお使者はほおの木歯の高下駄たかあしだ