“韻文”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんぶん57.1%
ゐんぶん28.6%
バース14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次いでは、フランドルの歴史家、フィリップ・ムスクが千二百四十二年に書いた、韻文いんぶんの年代記の中にも、同じような記事が見えている。
さまよえる猶太人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
万葉集の長歌はしばらく問はず、催馬楽さいばらも、平家物語も、謡曲も、浄瑠璃も韻文ゐんぶんである。そこには必ず幾多の詩形が眠つてゐるのに違ひない。
雑多の音律が入り混った不規則のものだったら、すくなくとも辞書の正解する「韻文バース」ではない。即ちそれは「散文プローズ」である。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)