韮雑炊にらぞうすい)” の例文
兵部大輔もさすがに昔のよしみを忘れず、父を大切にもてなして薬をすゝめたりしたが、父もその友情を快く受け入れ、韮雑炊にらぞうすいいてもらってそれをうまそうにたべてから、ぐっすりと睡った。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)