“青海”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいかい37.5%
あおうみ25.0%
あをうみ12.5%
あをみ12.5%
ココ・ノール12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことに折竹は、西南奥支那の Hsifan territoryシフアン・テリトリー——すなわち、北雲南うんなん、奥四川しせん青海せいかい、北チベットにまたがる、「西域夷蛮地帯シフアン・テリトリー」通として至宝視されている男だ。
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
立去りあえずたたずむのがならいであったが、恋しさもしたわしさも、ただ青海あおうみの空の雲の形を見るように漠然とした、幻に過ぎなかった。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この天皇、葛城かづらき曾都毘古そつびこの子、葦田あしだの宿禰が女、名は黒比賣くろひめの命に娶ひて、生みませる御子、いち忍齒おしはの王、次に御馬みまの王、次に妹青海あをみの郎女、またの名は飯豐いひとよの郎女三柱。
またそこを、鹹湖かんこ青海ココ・ノール」あたりの蒙古人は Kuso-Bhakator-Norクーゾ・バカトル・ノール——すなわち、「英雄のゆく墓海」と称している。
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)