雲峰寺うんぽうじ)” の例文
ここは塩山えんざんを去ること三里、大菩薩峠のふもとなる裂石さけいし雲峰寺うんぽうじでもその噂であります。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
じつはお討死うちじにとは表向おもてむきで、まことは、天目山てんもくざんみねつづき、裂石山れっせきざん雲峰寺うんぽうじへいちじお落ちなされて、世間のしずまるころをお待ちなされたうえ、このほど身をいぶせき旅僧たびそうにかえられ、ひそかに
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)