雨樋とよ)” の例文
障子を開けると、縁先に南天の赤い実は見えるが、仰ぐと、陽陰ひかげ雨樋とよから下がっている氷柱つららは、つるぎのように、この頃では、溶けた日がない。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)