“難行苦行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なんぎょうくぎょう83.3%
なんぎやうくぎやう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
学円 今朝から難行苦行なんぎょうくぎょうていで、暑さに八九里悩みましたが——可恐おそろしい事には、水らしい水というのを、ここに来てはじめて見ました。これは清水と見えます。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そうしてこの一瞬の光耀を作り出すためには、彼の大力量をもってしても、なお永い難行苦行なんぎょうくぎょうを必要とした。ここに最も個性的な、また最も神秘的な、不可説の瞬間がある。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
本山とす出羽國ではのくに羽黒山派はぐろさんは天台宗てんだいしうにて東叡山とうえいざん品親王ぽんしんわうを以て本山と仰ぎ奉る故に山伏とは諸山しよざん修行しゆぎやう修學しゆがくの名にて難行苦行なんぎやうくぎやうをして野に伏し山に宿しゆく戒行かいぎやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
始め村中のあつき思しめしの程は有難ありがたく幼年のわたくしの身に取ては此上もなき仕合しあはせに存じ奉つり早速さつそく御受すべき處なれど師匠ししやう存命中ぞんめいちう申聞せ候にはおよそ山伏やまぶしと云者は日本國中の靈山れいざん靈場れいぢやうめぐ難行苦行なんぎやうくぎやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)