雁字搦がんじがらみ)” の例文
字の如く藻掻き藻掻き又一二間は進んだけれど、もう如何どうしても前に出られなくなった。あたかも本縄の雁字搦がんじがらみに掛ったように感じられた。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)