陽足ひあし)” の例文
初秋の陽足ひあしは疊の目を這ひ上がつて、朝ながら汗ばむやうな端居に、平次は番茶の香氣をいつくしみ乍ら、突拍子もない八五郎の挨拶を受けたのでした。
お勢の部屋を通つて、お茂世の部屋だつた六疊の縁側から見ると、西向の狹い庭にやうやく高くなつた陽足ひあしが這つて、その中程——ぐつと板塀寄に、檢屍前のお茂世の死骸が横たはつて居るのです。
ガラッ八は残る陽足ひあしを惜しむように両国へ飛びます。