阿頼耶識あらやしき)” の例文
科學的知識を以つて教義を議し、阿頼耶識あらやしきを檢めようとするやうな時代は既に末世の事である。
海郷風物記 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
ミーマンサーとか瑜伽ゆが哲学など婆羅門ばらもん秘奥の哲理に就いても思索を重ね、つづいて仏教の本義を会得したいと勉めてゐるが、数年の思索の結果阿頼耶識あらやしきも理解し得たつもりであるし
盗まれた手紙の話 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)