“閉扉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あけず50.0%
へいひ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おお、まアそれではあのお部屋は、十年間閉扉あけずの間か! ……さすが悪漢毒婦にも、罪業つみを恐れる善根が、心の片隅に残っていたそうな。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
閉扉あけずの館の闇の部屋で、主税とあやめとが寄り添っている時、館の外側では頼母や主馬之進や覚兵衛や勘兵衛たちが集まって、ひそやかな声で話し合っていた。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
屋根が揚げ卸しの出来るようになっており、縁と、脚がくるりになって揚げ縁になっていたもので、平日は、六ツ(午後六時)を打つと、観音堂を閉扉へいひするから商人は店を畳んで帰ってしまう。