“長蛇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうだ89.5%
ちやうだ10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まもなく、義貞の軍は、尊良たかなが親王の騎馬一群をまん中に迎え入れて、その長蛇ちょうだのながれは、順次、三条口からえんえんと東していた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今や英夷えいい封豕ほうし長蛇ちょうだ、東洋を侵略し、印度インド先ずその毒を蒙り、清国続いでその辱を受け、余熖よえんいままず、琉球に及び長崎に迫らんとす。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
る/\うち長蛇ちやうだ船列せんれつ横形わうけいれつへんじて、七せき海賊船かいぞくせん甲板かんぱんには月光げつくわう反射はんしやして、劍戟けんげききらめくさへゆ、本艦ほんかん士官しくわん水兵すいへい一時いちじ憤激ふんげきまゆげた
ところで、とんさんは、伏勢ふせぜいのかはりに、常山じやうざんへびてばかしらもつて、で、所謂いはゆる長蛇ちやうだぢんつた。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)