“長坂坡”の読み方と例文
読み方割合
ちょうはんは100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてようやく長坂坡ちょうはんはまで来ると、彼方の橋上に、今なおただ一騎で、大矛を横たえている張飛の姿が小さく見えた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おまけに、あの迎えの舟には、趙雲ちょううんが乗っているではないか。常山の趙子龍といえば、万夫不当の勇将だ。長坂坡ちょうはんは以来、彼の勇名は音に聞えている。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「でも、これへ向って来ると聞く趙雲子龍は、かつて当陽の長坂坡ちょうはんはで、曹軍百万の中を駈け破った勇者ではないか」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)