“重味”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもみ85.7%
こく14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういう悲しい思出は数ある楽しかったことよりも深く、博士が腕にかかえて帰京なされた、遺骨の重味おもみと共に終世お忘れにならないことでしょう。
大塚楠緒子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「へい、ようございます。……おい、為、寅、駕籠部屋から駕籠をひきだして、お氷の箱ぐらい重味おもみを乗せておけ」
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「掛声はありがたいが閻魔はひどうがす。旦那、辻の地蔵といわれます、石で刻んで、重味こくがあっても、のっぺりと柔い。」
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)