“遁走曲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
フウグ50.0%
とんそうきょく25.0%
フーグ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はそのとなりのまだ空いている別荘の庭へ這入りこんで、しばらくそれに耳をかたむけていた。バッハのト短調の遁走曲フウグらしかった。
美しい村 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
バッハ畢世ひっせいの大作の一つ、平均律を支持するためにクラヴィコードのために書いた「四十八の前奏曲と遁走曲とんそうきょく
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
バッハのオルガン曲の興味は、その信仰の表われとも言うべきコラールと、作曲技巧の粋を尽した遁走曲フーグにあると言っても差支えはない。