わたくしの連合いは大沢喜十郎と申しまして、二百五十石取りの旗本でございましたが、元年の四月に江戸を脱走して奥州へまいりました。
よっぽどたって嫁入りさきにたずねていったら、連合いも、姑も、姉も、みんながあたしの姉さんの着物を着ていた。
この隠居は、本家の先代の連合いで、福子の良人には祖母にあたる人だった。七十六になっていたが、少し耳が遠いだけで、まだ元気で家の中のことを何かとおさえていた。
してはおられません、わたしの連合いが甲府にいて、急にわずらいついて、大へん危ないのでございますから、どうぞ、お通しなすって下さいまし、お手形は古うございますけれど、この通り少しも怪しいものではございませぬ
三津子さんのお連合いは林学士で、ある地方の小林区署長を勤めていらっしゃるのでございます。