“赤痣”の読み方と例文
読み方割合
あかあざ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いきなりそう言われて自分は、自分の顔の半面にべったり赤痣あかあざでもあるような、みにくい不具者のような、みじめな気がしました。
人間失格 (新字新仮名) / 太宰治(著)
「んだ」と昂奮のあまり一人が息をはずませて囁いた、「こんどへえったあの赤痣あかあざのあるやつは、二人も殺したっていうだ、ほんとだぞ」
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
頭の毛の赤い、頬に赤痣あかあざのある人だ。あれでもクラブ白粉の広告に出る積りで運動をしているって、富子さんが言っていた。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)