“贈賄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぞうわい83.3%
わいろ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
綾麻呂 巧みなる贈賄ぞうわい行為で人々を手馴てなずけ、無実の中傷で蔵人所くろうどどころの官を奪い、あまつさえその復讐ふくしゅうをおそれて、臣、石ノ上を東国のはてに追いやった我等が仇敵は?
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
がぜん彼の門に、媚態びたいの客や贈賄ぞうわいの使いが群れをなしたのは、奇異な現象でも何でもない。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これも仕方がないのだろう、贈賄わいろという風習はな。……長崎奉行が二千両、御目附が一千両と、相場さえ立っているのだからな。……贈った方が得なんだからな。……贈賄をする。役にありつく。
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)