諸葛珪しょかつけい)” の例文
郷里は、瑯琊ろうやの南陽(山東省・泰山の南方)であります。亡父は諸葛珪しょかつけいと申して、泰山の郡丞ぐんじょうを勤めていましたが、私が洛陽らくようの大学に留学中亡くなりました。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
漢の司隷校尉しれいこうい諸葛豊しょかつほう後胤こういんで、父を諸葛珪しょかつけいといい、泰山の郡丞ぐんじょうを勤めていたそうですが、早世されたので、叔父の諸葛玄しょかつげんにしたがって、兄弟らみなこの地方に移住し、後、一弟と共に
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その祖先の帰郷した地が、瑯琊ろうやであったかどうか明瞭でないが——孔明の父、諸葛珪しょかつけいのいた頃は、正しく今の山東省——瑯琊郡の諸城県から陽都ようと沂水ぎすいの南)に移って一家をかためていた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)