諸手しょて)” の例文
その日は諸手しょての持ち場持ち場からしきりに城中を砲撃し、城中からも平日よりははげしく応戦した。二十二日が来た。いよいよ諸口の官兵に砲撃中止の命令の伝えられる時が来た。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)