みことの)” の例文
嘆賞のあまり魏帝はその場で彼を大都督に封じ、あわせて、総兵之印そうへいのいんをも取り上げて、汝にさずけんとみことのりした。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
建文元年二月、諸王にみことのりして、文武の吏士りしを節制し、官制を更定こうていするを得ざらしむ。も諸藩を抑うるの一なりけり。夏四月西平侯せいへいこう沐晟もくせい岷王びんおうこうの不法の事を奏す。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)