“複写（コピー）” の例文

「それほどの大事な記録の複写（コピー）を取って置かないというのは君の手ぬかりじゃないか」

水中の宮殿 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)

そして崖の頂へ着くと再び昨日よりも厳重な現場の調査をしたり、靴跡の複写（コピー）を取ったりした。が、それ等の仕事が済むと、気に掛っていた仕事を済した人の様に、ホッとして別荘へ戻って来た。

花束の虫 (新字新仮名) ／ 大阪圭吉(著)

「いえ、盗まれる危険を少くする為に博士は複写（コピー）を作らせなかったんです」

水中の宮殿 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)

「記録の複写（コピー）はないのか、滝山君」

水中の宮殿 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)

“複写”の解説

複写 （ふくしゃ） とは、機材を用いて、図書、雑誌、新聞など紙媒体を、別の紙に写し取ること。コピー（英:copy・copying）。
なお、複写は紙に写し取るものであるから「有体物への再製」である。ただし、有体物への再製と「有形的に再製」とは意味が異なるので要注意である。
これと似た言葉に、筆などの筆記用具を用いた「筆写」、元の媒体と同じ物を再現する「複製」の語がある。
(出典:Wikipedia)

複	常用漢字 小５ 部首:⾐ 14画
写	常用漢字 小３ 部首:⼍ 5画