裏伝馬町うらてんまちょう)” の例文
赤坂裏伝馬町うらてんまちょうの常磐津の女師匠文字春が堀の内の御祖師様へ参詣に行って、くたびれ足を引き摺って四谷の大木戸まで帰りついたのは、弘化四年六月なかばの夕方であった。
半七捕物帳:16 津の国屋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)