“被下置”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くだしおかる66.7%
くだしおかれ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「慶応二年寅三月五日文学御用向ごようむき相勤候に就き御扶持二十人分被下置くだしおかる。御表江罷登まかりのぼ可相勤あいつとむべく候。御用人支配の事に候。」
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
眞志屋文書中の「文化八年ひつじの正月御扶持渡通帳おんふちわたしかよひちやう」に據るに、此後文化五年戊辰ぼしんに「三人半扶持の内一人半扶持借上二人扶持被下置くだしおかる」と云ふことになつた。これは十代もしくは十一代の時の事である。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
乍恐おそれながら御西山君樣御代御側向おんそばむき御召抱お島之御方のおんかた被申候まうされそろを妻に被下置くだしおかれ厚き奉蒙御重恩候而ごぢゆうおんをかうむりたてまつりそろて、年々御米百俵づゝ三季に享保年中迄頂戴仕來冥加至極難有仕合きやうはうねんちゆうまでちやうだいつかまつりきたりみやうがしごくありがたきしあはせ奉存候ぞんじたてまつりそろ
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)