“蝶々髷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうちょうまげ50.0%
てふ/\まげ25.0%
ちょう/\まげ12.5%
てふてふまげ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船にのるのだか見送りだか二十前後の蝶々髷ちょうちょうまげが大勢居る。端艇へ飛びのってしゃがんでつばをすると波の上で開く。浜を見るとまぶしい。
高知がえり (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
友染いうぜんの着物に白茶錦しらちやにしきの帯をむすびにして、まだ小い頃から蝶々髷てふ/\まげやら桃割もゝわれつて、銀のすゝきかんざしなどを挿して
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
お前が仕事に来る時分、蝶々髷ちょう/\まげに結ってお弁当を持って来たっきり、久しく会わないから、私も忘れてしまったが、此処こゝへ来て、此の娘がおい/\泣いて口が利けないんだよ
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
……おや、お嬢さん。今晩は、おうおう、今日は蝶々髷てふてふまげが大へん綺麗にお出来なすつた!
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)